高札台(こうさつだい)1基
指定番号
第36号
指定年月日
平成2年1月8日
所在地
鴻野山110番地1
江戸時代、法度(はっと)・掟書(おきてがき)などを記し、交通の多い市場、辻などに掲げた板札を高札といい、高札を掲げた場所を高札台(高札場)という。高札台は、村の名主宅前など目立つところにも設けられ、高札によって幕府は村人を厳しく取り締まった。
鴻野山(こうのやま)の高札台は、江戸時代末期に奉行所の指示書に基づいて建てられた。切石の基壇上に建ち、高さ2.5メートル、正面屋根幅3.6メートルで、四方は高札を守るため、角材の玉垣で囲われている。旧石下町でも2箇所しか残っていない貴重な文化財である。