ヒトパピローマウイルス感染症 ~  子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について ~

ヒトパピローマウイルス感染症とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

また、国による積極的な接種勧奨を差し控えていた時期(平成25年以降8年間)に、定期接種を受ける機会を逃した方(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子)に関しましても、公平な接種機会を確保する観点から、従来の定期接種の対象年齢を超えて行う「キャッチアップ接種」が行われています。

HPVワクチンの効果

HPV感染症を予防するワクチンは、2価「サーバリックス」4価「ガーダシル」9価「シルガード9」3種類です。

予防効果

HPV

接種回数・接種間隔

接種スケジュール

※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2※3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。
※4※5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上あけます。

キャッチアップ接種の実施期間延長について

国による積極的な接種勧奨を差し控えていた時期に、定期接種を受ける機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、従来の定期接種の対象年齢を超えて行う「キャッチアップ接種」を行っています。また、令和6年度は接種実施期間の最終年度となりますが、今夏以降の大幅なワクチン接種需要の増加により、接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、※条件付きで実施期間を1年間(令和8年3月31日まで)延長することが決定されました。

接種対象者(※以下の条件に該当する方)

  • キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子)のうち、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方(接種未完了の方)
  • 平成20年度(平成20年4月2日~平成21年4月1日)生まれの女子のうち、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方(接種未完了の方)

HPV(平成9~平成19年度生まれの女子)HPV(平成20年度生まれの女子)

接種医療機関(常総市協力医療医療機関)

医療機関 住所 電話番号
植竹医院 常総市水海道宝町2841 0297-23-1135
寺田医院 常総市菅生町1717 0297-87-2662
ひかりファミリークリニック 常総市水海道山田町4555 0297-25-0135
しば医院 常総市本石下4772-4 0297-30-4811
みらい平こどもクリニック つくばみらい市紫峰ヶ丘1-17-5 0297-47-2251
みらいの森キッズクリニック つくばみらい市富士見ヶ丘1-24-5 0297-21-9342
しばたキッズクリニック 守谷市立沢235-7 0297-21-0811
もりや小児科医院 守谷市松ヶ丘4-2-5 0297-20-6737
えのもと小児科 守谷市松ヶ丘6-6-1 0297-45-2121
守谷こどものこころとからだのクリニック 守谷市松並青葉4-2-3 0297-45-4192
学園の森キッズクリニック つくば市学園の森2-21-1 029-856-7100
つくばキッズクリニック つくば市島名2610-1 029-836-2825
なないろキッズクリニック つくば市西大沼637-6 029-886-7716

※常総市協力医療機関のほか、茨城県内の医療機関での接種も可能です。一覧につきましては「茨城県医師会ホームページ」からご確認をお願いします。

※接種の際は予約が必要となる場合がありますので、必ず医療機関へのご連絡をお願いします。

接種当日の持ち物

  • 母子健康手帳
  • 予診票
  • 健康保険証またはマイナ保険証

予診票について

令和4年4月に市から郵送された子宮頸がん予防接種予診票をお持ちの方は、そちらを使用して接種を受けることができます。
紛失等により予診票をお持ちでない場合は、再交付の手続が必要となりますので、保健推進課へお問い合わせください。
なお、予診票再交付の際は、不必要な接種を防止するため、母子手帳など接種履歴が確認できる書類等をご提示いただきます。ご提示いただけない場合は、予診票を交付することができませんので、ご承知ください。

※他市町村から常総市へ転入された方につきましては、転入時のご案内(ハガキ等による通知)により予防接種の記録(母子手帳等)をご提示いただいております。なお、転入以前の予防接種の記録について、母子手帳の紛失等により提示が困難となる場合は、ご自身で転入以前にお住まいであった市町村へ予防接種歴をご確認いただき、その記録を本市へご提示ください。

【問い合わせ先】
常総市役所保健推進課(保健センター内)
感染症対策係
電話番号:0297-23-3111

接種にあたっての注意事項

  • 筋肉注射という方法で接種しますが、注射針を刺した直後から、強い痛みやしびれを感じた場合はすぐに医師にお伝えください。
  • 痛みや緊張等によって接種直後に一時的に失神や立ちくらみ等が生じることがあります。接種後30分程度は安静にしてください。
  • 接種を受けた日は、はげしい運動は控えましょう。
  • 接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を行った医療機関などの医師にご相談ください。HPVワクチン接種後に生じた症状の診療を行う協力医療機関が都道府県ごとに設置されています。茨城県は、水戸赤十字病院及び筑波大学附属病院が協力医療機関となっております。なお、診察は、接種医やかかりつけ医等からの紹介が必要であり、個人でのお申し込みはできません。協力医療機関の受診を希望する場合は、まずは接種を行った医師またはかかりつけの医師へご相談ください。
  • HPVワクチンは、合計2回または3回接種しますが、接種した際に気になる症状が現れた場合は、それ以降の接種をやめることができます。

リスク

相談窓口

厚生労働省の相談窓口

 子宮頸がん予防ワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談を受け付けています。

 電話番号:03-5656-8246

 受付時間:月曜日から金曜日 午前9時から午後5時(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)

茨城県の相談窓口

子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)の予防接種を受けた後に体調が悪くなった方からのご相談をお受けするため、本県でも相談窓口を設置しております。

 【医療、救済などに関すること】

 保健医療部疾病対策課予防グループ

 電話番号:029-301-3219

 受付日時:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)

 【学校生活に関すること】

 教育庁学校教育部保健体育課健康教育推進室

 電話番号029-301-5349

 受付日時:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)

常総市の相談窓口

子宮頸がん予防ワクチンを含む予防接種について相談を受け付けています。

常総市役所保健推進課

電話番号:0297-23-3111

受付日時:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)

予防接種健康被害救済制度

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの任意接種償還払いについて

積極的な接種の勧奨を差し控えている間に接種の機会を逃した方で、定期接種の対象年齢を過ぎて、令和4年3月31日までにHPVワクチンの任意接種を自費で受けた方に接種費用の償還払い(払戻し)を令和7年3月31日まで実施します。詳しくは、「子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの任意接種償還払いについて」をご確認ください。

HPVワクチン接種に関する情報

このページの内容に関するお問い合わせ先

保健推進課

〒303-0005 常総市水海道森下町4434-2(保健センター内)

電話番号:0297-23-3111(直通)

ファクス番号:0297-23-3119

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  • 【更新日】2025年1月30日
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