令和5年4月より 9価のワクチンを公費で接種できるようになりました
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)にはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。
その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPVの感染を予防することができます。
これまでに、2価または4価のHPVワクチン(サーバリックスまたはガーダシル)を1回または2回接種した方へ
原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です※。この場合にも公費で接種することができます。
※2価または4価のHPVワクチンを接種した後に9価ワクチン(シルガード9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。
- 詳細は厚生労働省ホームページもご参照ください
- 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版).pdf [PDF形式/737.82KB]
- 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ版).pdf [PDF形式/637.69KB]
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの任意接種償還払いについて
積極的な接種の勧奨を差し控えている間に接種の機会を逃した方で、定期接種の対象年齢を過ぎて、令和4年3月31日までにHPVワクチンの任意接種を自費で受けた方に接種費用の償還払い(払戻し)を令和7年3月31日まで実施します。
詳しくは、「子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの任意接種償還払いについて」のページをご覧ください。
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの積極的勧奨再開について
子宮頸がん予防ワクチンの接種については、平成23年11月26日から国の「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」として、接種費用助成により広く接種が行われ、その後、平成25年4月1日からは、定期接種として接種が開始されました。
しかし、子宮頸がん予防ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛(痛み)がワクチン接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月14日に、厚生労働省から定期の予防接種について、積極的な接種勧奨を差し控える通知が示されました。
その後、積極的勧奨が差控えとなっていた間、国の審議会でワクチンの安全性や有効性等に関する議論がなされ、令和3年11月26日に子宮頸がん予防ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないとされたことから、令和4年4月1日以降、積極的勧奨が再開されることになりました。
接種にあたっては、リーフレット等をご参照いただき、期待される効果や、予想される副反応等について、ご理解いただき接種についてご検討ください。
キャッチアップ接種について
積極的勧奨の差控えにより、接種機会を逃した方に対するキャッチアップ接種について令和4年4月1日から開始されました。
対象の方は無料でワクチン接種を行うことができますので、ご検討ください。
- 対 象 者:平成9年4月2日から平成19年4月1日に生まれた女子
- 実施期間:令和7年3月末まで
接種機会の確保の観点から、キャッチアップ接種の期間中に定期接種の対象から新たに外れる世代(平成19年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女子)についても順次、キャッチアップ接種の対象者となります。
対象者
定期接種対象者
接種時に常総市に住民登録がある小学6年生から高校1年生相当年齢の女子
キャッチアップ対象者(積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方)
接種時に常総市に住民登録がある平成9年4月2日以降に生まれた女子で定期接種期間に接種を完了していない方
接種期間
定期接種対象者
小学6年生の4月1日から高校1年生相当になる年度の3月31日まで
※平成18年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子で、定期接種期間に接種が完了しなかった場合、定期接種期間終了後、令和7年3月31日までキャッチアップ接種対象期間となり、令和7年3月31日まで無料で接種できます。しかし、接種に適した時期は、中学校1年生であり、16歳頃までに接種するのが最も効果が高いため、希望される方は早めの接種が推奨されます。
キャッチアップ対象者(積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方)
令和4年4月1日から令和7年3月31日まで
※通常、接種完了までに約6カ月の期間がかかります。
ワクチンの種類と接種間隔
定期接種で受けることができるワクチンは、サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)、シルガード9(9価)、接種のタイミングや回数が異なります。
ワクチンの種類 | 回数 | 一般的な接種間隔 |
---|---|---|
サーバリックス(2価) | 3回 |
※2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上あけます。 |
ガーダシル(4価) | 3回 |
※2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。 |
シルガード9 (9価) |
2~3回 |
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合 (合計2回接種)
※1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。 1回目の接種を15歳になってから受ける場合 (合計3回接種)
※2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。 |
接種医療機関
医療機関に予約をしてからおでかけください。
医療機関名 | 電話番号 |
---|---|
植竹医院 | 0297-23-1135 |
寺田医院 | 0297-27-2662 |
水海道西部病院 | 0297-24-1211 |
しば医院 | 0297-30-4811 |
みらい平こどもクリニック | 0297-47-2251 |
みらいの森キッズクリニック | 0297-21-9342 |
しばたキッズクリニック | 0297-21-0811 |
もりや小児科医院 | 0297-20-6737 |
えのもと小児科 | 0297-45-2121 |
守谷こどものこころとからだのクリニック | 0297-45-4192 |
学園の森キッズクリニック | 029-856-7100 |
つくばキッズクリニック | 029-836-2825 |
なないろキッズクリニック※中学生まで | 029-886-7716 |
その他県内の実施医療機関で接種が可能です。詳しくは「茨城県医師会ホームページ」をご覧ください。
県外の医療機関で接種を希望する場合は、事前に保健推進課(電話番号:0297−23−3111)にご相談ください。
接種をする際の持ち物
- 母子健康手帳(接種歴のわかるもの)
- 予診票
- 健康保険証等
- 同意書(13歳以上16歳未満の方で、保護者が同伴しない場合のみ必要)
予診票について
【中学2年生から高校1年生相当の女子、キャッチアップ対象者】
令和4年4月に郵送された子宮頸がん予防接種予診票は、そのままお使いいただけます。
転入や紛失等で予診票をお持ちでない方は、保健推進課(0297-23-3111)へ申請してください。
その際は、母子手帳など接種履歴のわかるものが必要です。
【中学1年生の女子】
令和5年4月中に郵送します。
【小学校6年生の女子】
標準的接種年齢が中学1年生からとなっているため、予診票を一斉には発送しませんが、ご希望の方には交付できます。
その際は、保健推進課(電話番号:0297−23−3111)へご連絡ください。
接種にあたっての注意事項
- 予防接種を受ける前に、予診票に添えられた説明書やリーフレットなどをご覧いただき、この予防接種による期待される効果や、予想される副反応等について、接種を受ける本人もよく理解して受けてください。
- 予防接種後に血管迷走神経反射として失神があらわれることがあるので、転倒等を防止するため、注射の後の移動の際には、保護者または医療従事者が腕を持つなどして付き添い、接種後30分程度、体重を預けられる場所で座らせるなどした上で、なるべく立ち上がらないようにし様子をみます。
- 13歳以上16歳未満の場合、保護者の記入した予診票と同意書を持参することで、お子さんだけでの接種も可能ですが、急な体調変化を来たす恐れもあるため、保護者の同伴をお勧めします。
- 妊娠している人、またはその可能性がある人は原則接種を控えます。
- 新型コロナワクチンを接種する場合、新型コロナワクチンを接種する前後に、他の種類のワクチンを受ける際は、原則13日以上の間隔をあける必要がありますので接種間隔にご注意ください。
相談窓口
厚生労働省の相談窓口
子宮頸がん予防ワクチンの接種についての相談を受け付けています。
電話番号:050-3818-2242
受付時間:午前9時から午後5時(月曜日から金曜日)
(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)
茨城県の相談窓口
子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)の予防接種を受けた後に体調が悪くなった方からのご相談をお受けするため、県で相談窓口を設置しています。
医療、救済などに関すること
保健医療部感染症対策課予防・対策グループ
電話番号:029-301-3219
学校生活に関すること
教育庁学校教育部保健体育課健康教育推進室
電話番号:029-301-5349
受付日時
午前8時30分から午後5時15分(月曜日から金曜日)
(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)
子宮頸がん予防接種についての情報
接種の検討にあたって、下記の情報をお役立てください。
リーフレットは、接種を受ける前にお読みください。
- ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
- HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)
- HPVワクチンに関する厚生労働省通知・事務連絡(厚生労働省ホームページ)
- 9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省ホームページ)
- HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)2023年3月改訂版 [PDF形式/3.33MB]
- HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)2023年3月改訂版 [PDF形式/3.93MB]
- キャッチアップ接種リーフレット(2023年3月改訂版) [PDF形式/2.15MB]
- 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版).pdf [PDF形式/737.82KB]
- 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ版).pdf [PDF形式/637.69KB]