稲荷神社(いなりじんじゃ)の大(おお)けやき 1株
指定番号
第42号
指定年月日
平成2年1月8日
所在地
新石下222番地
新石下の稲荷神社の建つ場所には、「陣屋敷」という字が残っており、江戸時代初期に代官伊奈氏の陣屋が置かれた場所であるといわれ、陣屋設置については古文書にも記録が残り、重要な場所であったことがうかがえる。境内南側に聳え立つケヤキは、樹齢500年ほどになるといわれ、現在は御神木的な存在となっている。根元は空洞化が進んでおり、樹高6〜7メートルのところで切断されているが、枝葉の樹勢は良好で繁茂している。目通り幹周620センチメートルは旧石下町では最大の巨樹であった。