弘経寺のスギ(来迎杉)(ぐきょうじのすぎ(らいごうすぎ)) 1株
指定番号
第8号
指定年月日
昭和56年12月10日
所在地
豊岡町甲1番地1
スギは一属一種のわが国の特産種であり、クスノキと並んで長寿・巨木の代表樹である。成長が早く、大径の直幹が得られる上に割っても板にしやすいため、古くから植林され、各地に美林が造成されている。
弘経寺のスギは、修行僧宗運の貉(むじな)伝説にまつわり「来迎杉」と呼ばれる巨木で、樹高もかつては34メートルあった。しかし、30年ほど前より梢の枯れが目立つようになり、平成4(1992)年,枯損部を切除した。その長さ9メートル、切断面直径63センチメートル、年輪数287本が数えられた。
なお、茨城県下で最大のスギは高萩市安良川の「爺杉」で、胸高幹周991センチメートルを測る(環境庁・1991・国指定天然記念物)。スギ科スギ属・胸高幹周720センチメートル・樹高25メートル。