西福寺の建長銘板碑(さいふくじのけんちょうめいいたひ)1基
指定番号
第51号
指定年月日
平成17年12月22日
所在地
新石下1034番地
この板碑は、もともと鬼怒川沿岸の引手山に蔵持の板碑3基とともにあったものであるが、後に新石下の妙見寺に移され、明治4(1871)年に妙見寺が廃寺になるに及んで現在の西福寺に移された。黒雲母片岩を使用した「常総系板碑」と呼ばれるもので、江戸時代にこの碑を運び出そうとしたところ、夜中に炎を吹き出したため恐れて止めたことから、別名「炎石」とも呼ばれる。蔵持の板碑と同じく、地元では平将門の供養のために建立したといわれる。また、この碑に縄をかけると病気が快癒するといわれ、信仰の対象にもなっている。高さ125.4センチメートル、幅147センチメートル、厚さ26センチメートル。