蔵持建長銘板碑(くらもちのけんちょうめいいたひ)3基
指定番号
第51号
指定年月日
平成17年12月21日
所在地
蔵持552番地1
この板碑は、もともと鬼怒川沿岸の引手山にあったものであるが、昭和5(1930)年の堤防改修工事にともない、現在の場所に移されたものである。建長5(1253)年銘のものは、本尊に大日如来、脇侍に観音・勢至菩薩を配する胎蔵界大日三尊像である。建長7(1255)、8(1256)年銘の2基は、阿弥陀如来を本尊に配する。3基とも筑波産の黒雲母片岩を使用した「常総系板碑」と呼ばれるものである。銘文は部分的にしか判読できないため、板碑建立の背景は明らかではないが、地元では、平将門の供養のために建てられたものといわれている。
建長5年
高さ
188センチメートル
幅
155センチメートル
厚さ
19センチメートル
建長7年
高さ
183センチメートル
幅
145センチメートル
厚さ
23センチメートル
建長8年
高さ
102センチメートル
幅
80センチメートル
厚さ
10センチメートル