金剛界大日三尊像板碑(こんごうかいだいにちさんそんぞういたひ)
指定番号
第17号
指定年月日
昭和58年3月1日
所在地
中妻町2467番地3
この板碑は、中央に智拳(ちけん)印を結ぶ金剛界大日如来が蓮華座(れんげざ)の上に座し、左に火焔光に包まれた不動明王が、右に降三世明王が彫られている。碑の右下には「旨時造立寛永拾六年己卯五月」との紀年名があり、これが寛永16(1639)年に造立されたものであることがわかる。作者についての詳細は不明であるが、おそらくは当時この地方に訪れていた出羽三山系の修験者が布教活動の一貫として造立したものであろう。平成8年、隣接の道路拡幅工事のため北へ8m移動し風化防止のための覆屋内に設置した。
材質:雲母片岩
高さ:112cm
最大幅:95cm
厚さ:12cm