内守谷本郷馬鹿囃子(うちもりやほんごうばかばやし)
指定番号
第22号
指定年月日
昭和59年3月15日
所在地
内守谷町4884番地14
保持団体
内守谷本郷芸能保存会
期日
毎年10月15日前後
内守谷町本郷馬鹿囃子は、一般に葛西囃子と称される系統の祭り囃子のひとつであり、馬鹿面(道化[どうけ]面)をつけた馬鹿踊りが加わるため、この名が付けられたという。嘉永5(1852)年の古文書には、すでに記録が遺されており、江戸時代後期には村の鎮守である香取神社の祭礼として実施されていたと考えられる。行事は"ぶっこみ"と呼ばれる山車(だし)を引いての地区内巡行から始まり、次いで社殿での(1)昇殿の舞(2)鎌倉の舞(3)上げ囃子の舞(仕丁舞)の順に奉納される。
本郷香取神社の祭礼は毎年10月15日と定められているが、最近では諸般の事情もあり、この前後の土曜日に実施されている。郷土に伝わる数少ない民俗芸能のひとつであり、貴重な伝承といえよう。