長ノ入の獅子舞(馬鹿囃子)(ながのいりのししまい)
指定番号
第29号
指定年月日
平成元年12月10日
所在地
内守谷町1822番地1
保持団体
長ノ入鬼怒囃子保存会
期日
毎年8月24日前後
長ノ入の獅子舞は、寛永元(1624)年に開始したとされる鬼怒川改修工事の無事を祈って奉納したのが起源とされており、寛文10(1661)、宝永3(1706)、寛政5(1793)年等に『馬鹿囃子祭る』という記録があり、伝承などとあわせると江戸時代前期には始まったものと推察され、永く「馬鹿囃子」として伝えられてきた。行事は神前での奉納舞である"獅子舞"と地区内を山車(だし)で練り歩く"ねりこみ"とに分かれ、獅子舞は一人立獅子舞で、暴れ獅子、神前の舞、四方固め(弊の舞,鈴の舞)、暴れ獅子の順に奉納される。
囃子の中心をなす一人立獅子舞は、三頭立の獅子舞の多い茨城県内において貴重な存在であり、今後もこの地に永く守り伝えるべきものといえよう。