木造正観音菩薩立像(もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう)1躯
指定番号
第45号
指定年月日
平成13年12月1日
所在地
豊田1880番地
本像の収められた観音堂(現長楽寺)は、貞享4(1687)年の再建の棟札により、再建当時、長楽寺(ちょうらくじ)が別当を務めており、長楽寺の本寺が安楽寺であったことがわかっており、また、再建であることはそれ以前よりこの地に堂があったことを示している。
本像は、十一面観音、千手観音など数多くある観音菩薩の中でも基本的な形をとる正(聖)観音菩薩で、一木造、持物や像の一部は後補であるが、鎌倉時代末から南北朝時代の作とされる。像高90.8センチメートル。