木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)1躯
指定番号
第46号
指定年月日
平成13年12月1日
所在地
本石下65番地1
本像は、本石下の川端公民館に収められているもので、江戸時代、本石下村には、阿弥陀堂があったことが記録に遺されており、付近には泉蔵院、東福寺、常境院といった天台宗寺院もあったとされる。明治の廃仏毀釈によって多くの寺院が廃寺となり、この地域も行屋のような形で像を受け継いできたといわれる。
寄木造、玉眼、鎌倉時代後半から末期の作とされる。肉身部の漆箔が後補である以外は保存状態もよく、鎌倉彫刻の特徴が表されている。
像高58.2センチメートル。