常総市議会は、市民への開かれた議会、議会への関心度向上、情報公開の推進をめざし、議場システムの一新を図るべく、平成26年11月に議場システムを導入しました。
- 音響・録音機器
- 本会議ライブ映像配信用設備及びインターネットへのライブ・録画映像配信用設備
- 電子採決システム、出退管理システムなど
インターネットライブ・録画映像配信はパソコンでの視聴だけでなく、スマートフォン・タブレットにも対応しました。
電子採決システムは、議案の採決や投票をマイク付属のボタンで行い、採決結果を即時に議場内モニターに表示するものです。
これらを導入している自治体は、全国でもまだ少ないようです。
モニター
議場内の執行部席側・議員席側いずれからも視認性のよい議場中央部両側に大型モニター2台、傍聴席側に2台、執行部控室に1台、市民総合窓口ロビーに1台、議会棟2階大会議室に1台を設置しました。
各モニターには、カメラの映像を主に映し、採決の際には集計結果を表示します。議場内モニターには、一般質問の残時間等も表示されます。
フルハイビジョンカメラ
3台のカメラにより発言者を映します。
マイクがオンになると自動でズームアップします。主に議場全体を映し、発言があった場合はその者を映します。
カメラの1台が故障した場合でもバックアップシステムにより、開始時間を遅らせることなく通常通り開催できます。
マイク
議員席には1人1台、執行部席には2人1台のマイクを設置しました。
デジタル処理により理論上は音声劣化が起こりません。一般的なマイクと比べ、感度が非常に高いものとなっています。
併せて、「聞き取りづらい」との声が多かった議場内のスピーカーも高性能のスピーカーに刷新しました。
出退管理システム
議員がタッチパネルの名前をタッチすることで登庁(黄色)/退庁(灰色)に切り替わります。
議場内の機器と連動しており、議場内モニターに出席議員数を表示します。
電子採決システム
マイク付属のボタンにより、賛成、反対の投票を行います。
※棄権ボタンは平成30年5月定例会議より廃止いたしました。
採決結果は自動的に集計され、即時に議場内のモニターに表示されます。
また、配信される映像にも結果が表示されます。
タッチパネルモニター
タッチパネルでテロップの表示やカメラのコントロール、映像の切り替え、録画の開始・停止など、様々な操作を行います。
カメラ・マイク・テロップは全て連動しており、操作性に優れています。
また最新の映像切換技術の採用により、テレビ放送のようなスムーズな画面切換を行います。
メインユニット
- 映像・音声コンバーター
- エンコードPC
- 収録BDレコーダー
- 休憩中コンテンツ再生プレーヤー
- ICレコーダー
- インターネット配信エンコーダー
- 音声ミキサー
障害時に備え、ブルーレイレコーダー以外にエンコードPCでのバックアップ及びバックアップサーバーでのデータバックアップを行います。
スクリーンショット(写真右下)
モニターに映し出された映像をそのまま撮影することができ、撮影した写真は議会広報等に活用しています。