地球温暖化対策について

地球温暖化とは

地球温暖化とは、化石燃料の消費や森林破壊などの人為的な活動によって、二酸化炭素やメタンなど、大気中の温室効果ガスの濃度が高くなることにより、地球表面の温度が上昇する現象です。

今後、地球の気温はさらに上昇すると予想され、高潮や沿岸部の海面上昇、大都市部での洪水、豪雨、電気設備、医療などのインフラ機能停止、熱中症による死亡や剣道被害、気温上昇や干ばつによる食料不足や食料安全保障の問題、水資源不足と農業生産減少、陸域や淡水、海域における生態系や生物多様性への影響など、深刻な影響が生じると考えられております。

(環境省 地球温暖化の現状)https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/ondanka/

2015年のパリ協定

2015年に、パリで開催された「気候変動に関する国際連合枠組条約第21回締約国会議(COP21)」において、地球温暖化対策の世界共通目標として、パリ協定が採択されました。

具体的な内容は以下のとおりです。

・世界的な平均気温上昇を工業化以前に比べて2℃より十分低く保つとともに(2℃目標)、1.5℃に抑える努力を追求すること(1.5℃目標)

・今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と吸収源による除去量との間の均衡を達成すること(カーボンニュートラル)

この実現に向けて、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。

 

カーボンニュートラル

カーボンニュートラル2

国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。

カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。

(環境省脱炭素ポータル)https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/

 

地球温暖化への対策・対応

地球温暖化への対策・対応として、原因を少なくする「緩和」と、影響に備える「適応」があります。

緩和と適応2

(画像出典 気候変動適応情報プラットフォーム)

気候変動による人間社会や自然への影響を回避するためには、温室効果ガスの排出を削減し、気候変動を極力抑制すること(緩和)が重要です。(節電・省エネ、エコカーの普及、再生可能エネルギーの活用、温室効果ガスを減らす、森林を増やす等)

特に、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる(カーボンニュートラル・脱炭素化)取組みが重要となります。

また、緩和を最大限実施しても避けられない気候変動の影響に対しては、その被害を軽減し、よりよい生活ができるようにしていくこと(適応)が重要です。(熱中症予防、感染症予防のため虫刺されに注意、災害に備える、水利用の工夫、高温でも育つ農作物の品種開発や栽培等)

 

カーボンニュートラル(脱炭素化)の実現に向けて

カーボンニュートラルの実現に向けては、省エネ・創エネ・蓄エネや、電気自動車を含む次世代自動車へのシフト等、エネルギー転換のほか、一人ひとりのライフスタイルの転換、普段の暮らしの中でできることを実践していくことが重要です。市では、「JOSOクールチャレンジ」として、脱炭素に資する取り組みを紹介しています。

・省エネ家電への買換え 

・節電・節水に心がける

・食品ロスを減らす

・CO2の少ない交通手段を選ぶ

JOSOクールチャレンジ [PDF形式/1.14MB]

 

環境省では、カーボンニュートラルの実現に向けて、国民・消費者の行動変容、ライフスタイル変革を強力に後押しするため、新しい国民運動「デコ活」を推進しています。

デコ活

(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/

 

茨城県では、地球温暖化対策の推進のためには、職場や家庭における一人ひとりの自主的かつ積極的な取組をさらに進める必要があり、県民運動「いばらきエコスタイル」の普及啓発を行い、環境に配慮したライフスタイルの定着を図ることにより、脱炭素社会の実現を目指しています。

いばらきエコスタイル

(いばらきエコスタイル)https://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/kansei/chikyu/ibarakiecostyle.html

 

 

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  • 【更新日】2024年8月26日
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