消費者行政に関する首長表明
近年,消費者を取り巻く環境は,サービスやライフスタイルの多様化,情報化などの進展により日々変化しており,生活が便利になる一方,インターネットやSNSをきっかけとした消費者トラブルが増加するなど,その手口はより多様化,複雑化しています。
特に,高齢者を狙った特殊詐欺や悪質商法による被害,知識や社会経験の少ない若年層への消費者トラブルの増加も懸念されており,消費者被害の未然防止及び救済に対する取り組みはますます重要となっています。
本市では,年々,複雑・多様化している消費者トラブルに迅速かつ適切に対応するため,専門相談員による,相談対応のレベルアップを機能強化に取り組んできたとともに,消費者問題に関する情報提供や高齢者や地域の見守り者などを対象とした出前講座等による啓発活動を通して,被害の未然防止・拡大防止に努めてまいります。
今後とも,茨城県消費生活センターなど関係機関との連携をさらに深め,市民の皆様が安全に安心して暮らせる地域社会づくりを目指し,消費者被害の早期発見・救済への取り組みを強化するとともに,自立した賢い消費者の育成に,消費者行政の分野からも力強く取り組んでまいります。
令和5年3月 常総市長 神達 岳志