帯状疱疹(たいじょうほうしん)について

帯状疱疹とは

身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。水ぼうそうにかかったことのある人であれば、帯状疱疹になる可能性が誰にでもあります。

発症年齢

  • 60歳代を中心に50歳代〜70歳代に多くみられる病気です。
  • 若い人でも過労やストレスが引き金となり発症することがあります。

症状

一般的に数日~10日間ほど神経痛のような痛みがあり、その後、身体の左右どちらか一方の神経に沿って帯状に赤い発疹が出現します。赤い発疹に続き、中央部がくぼんだ特徴的な水疱(水ぶくれ)が出現しますが、皮膚の症状に加えて強い痛みを伴います。
顔面に起きる帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎を引き起こしたり、まれにですが耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などの合併症が出現することがあります。

帯状疱疹を予防するためには

普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため、発症することはありませんが、加齢、疲労、ストレスなどによって免疫が低下することでウイルスが再び活動しはじめ、帯状疱疹として発症します。

日ごろから体調管理を心がけ、免疫力が低下しないような生活をすることが大切です。

免疫力を高めるために効果的なこと

  • 適度な運動
  • 食事
  • ぐっすり眠る
  • 身体を温める
  • リラックスできる時間をつくる

帯状疱疹にかかった際の日常生活の注意点

できるだけ安静にしましょう

帯状疱疹は疲労やストレスが原因となり、免疫力が低下したときに発症します。
十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的な安静を心がけましょう。

患部を温めて血行をよくしましょう

患部が冷えると痛みがひどくなります。患部は冷やさずに、できるだけ温めて血行をよくしましょう。

水ぶくれは破らないように気をつけましょう

水ぶくれが破れると、水ぶくれが破れたところから細菌が侵入して,細菌による感染が起こりやすくなります。
細菌による化膿を防ぐためにも、患部は触らないようにしましょう。 

妊婦や乳幼児との接触は控えましょう

帯状疱疹が他の人にうつることはありませんが、水ぼうそうの免疫がない妊婦や乳幼児に水ぼうそうを発症させる可能性があります。水ぼうそうの重症化リスクが高い人との接触は控えましょう。

ワクチン接種について

ワクチンを接種することによって、帯状疱疹の発症を抑えたり、重症化を防ぐことができます。
個人の判断で接種をおこなう「任意の予防接種」のため、接種費用は全額自己負担となります。

ワクチンは2種類(乾燥弱毒生水痘ワクチンと乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)あります。
接種回数や費用が異なりますので、詳しくは医療機関へお問い合わせください。

ワクチンは100%発症を防ぐものではありません。予防接種による効果や副反応などについてよく理解されたうえで、接種を検討しましょう。

参考:帯状疱疹予防接種に関する国の動き

厚生労働省が所管する「厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会)」において、帯状疱疹ワクチンを定期接種として用いることの是非について、2種類あるワクチンの比較や、導入に適した年齢、長期的な予防効果や医療費への影響などの検証が進められている状況です。

厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会)

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保健推進課

〒303-0005 常総市水海道森下町4434-2(保健センター内)

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  • 【更新日】2023年11月15日
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