昭和40年代の高度成長期の人口増加と市民ニーズの拡大に伴い、多くの公共施設等が整備され、市民生活の質の向上に貢献してきました。しかし、これらの施設は建設後30年を超え老朽化が進行し、今後これらの施設が一斉に改修・更新時期を迎えることで、多額の更新費用が必要となる見込みです。
一方で、人口減少と少子高齢化が進行し、現在60,000人を超える人口が2060年には39,000人台に減少することが見込まれています。
こうした背景から、適正な公共サービスが継続できるよう長期的な視点で、施設の更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行い、市民ニーズに対応した最適な公共施設の規模を検討するため、「常総市公共施設等総合管理計画」を策定しました。
今後は、本計画に基づき総合的かつ適正な施設管理を行い、変化し続ける社会情勢や市民ニーズに対応しながら、公共施設等の全体最適化と持続可能な行政経営を図ってまいります。更に、安心・安全な公共サービスを提供し続けるために、選択と集中を行い、次の世代に負担を先送りしないよう公共施設マネジメントを進めてまいりますので、市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
今回の計画策定にあたっては、市民アンケートで広く意見を伺うとともに、まち・ひと・しごと創生総合戦略会議で専門的な意見をいただき案をまとめました。また、平成29年1月7日から2月5日まで、計画(案)を公表し意見を伺う意見公募(パブリックコメント)を実施して計画を策定しました。
令和4年3月一部改訂
総務省から「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」の改訂(平成30年2月27日付け総財務第28号)を受け、常総市公共施設等総合管理計画を一部改訂しました。
○主な改訂箇所
- 過去に行った対策の実績 (41ページ)
- 施設保有量の推移 (14ページ)
- 有形固定資産減価償却率の推移 (14ページ)
- 現在要している維持管理経費 (23ページ)
- 長寿命化対策を反映した場合見込み (23ページ)
- 対策の効果額 (23ページ)
- ユニバーサルデザイン化の推進方針 (30ページ)