更新日:2020年12月22日
長塚節文学賞大賞受賞者一覧
長塚節文学賞の趣旨
歌人、作家として知られる長塚節を広く顕彰するため、短編小説・短歌・俳句の三部門について作品を公募し、入選作品集の刊行等を通して、「節のふるさと常総」の文化を全国に発信していこうとするものです。
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作品名 |
住所 |
氏名 |
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第 1 回 |
恋歌 |
福井県勝山市 |
大庭 桂 |
第 2 回 |
雪の歌 |
茨城県古河市 |
山岡 敬和 |
第 3 回 |
しずり雪 |
埼玉県浦和市 |
小河 洋子 |
第 4 回 |
かんでえらの日々 |
埼玉県大宮市 |
山田 隆司 |
第 5 回 |
泥海二還ラズ |
長崎県江迎町 |
田中 良彦 |
第 6 回 |
彼誰時(かはたれどき) |
山形県白鷹町 |
紺野 真美子 |
第 7 回 |
紫蘇むらさきの |
神奈川県綾瀬市 |
内田 聖子 |
第 8 回 |
幸せの翠 |
大阪府河内長野市 |
松本 敬子 |
第 9 回 |
幻 |
埼玉県加須市 |
小松 未都 |
第10回 |
風の櫛 |
東京都調布市 |
沙木 実里 |
第11回 |
しまんちゅ |
千葉県千葉市 |
大野 俊郎 |
第12回 |
ヒマラヤ桜の下で |
千葉県千葉市 |
冨岡 美子 |
第13回 |
誓いの木 |
福島県須賀川市 |
馬場 美里 |
第14回 |
大部屋の源さん |
兵庫県宝塚市 |
斉藤 せち |
第15回 |
闇の音 |
宮城県仙台市 |
西林 久美子 |
第16回 |
該当なし | ||
第17回 |
四重奏 |
東京都稲城市 |
絹谷 朱美 |
第18回 | 海からの便り |
東京都日野市 |
内田 東良 |
第19回 | 震える手 | 埼玉県越谷市 | 柿澤 正志 |
第20回 | ずっと遥香さん | 兵庫県姫路市 | 大橋 克子 |
第21回 | まわり道 | 茨城県笠間市 | 有未 來 |
第22回 | 石を焼く | 神奈川県平塚市 | 目黒 広一 |
第23回 | 鱒 | 岩手県大船渡市 | 野里 征彦 |
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作品名 |
住所 |
氏名 |
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第 1 回 |
黒き稚魚透きとほる稚魚川口にこもごも群れて群れ交らはず |
静岡県伊東市 |
田村 康治 |
第 2 回 |
来る度に離り住めるを詫びし子は位牌となりて家に戻りぬ |
茨城県河内町 |
青木 保 |
第 3 回 |
戦爭の悲哀語らず亡びゆく農を語らず兄は老いたり |
広島県府中町 |
神田 三亀男 |
第 4 回 |
岸近き薄氷わけて白鳥動けば暗くよどむ水見ゆ |
北海道札幌市 |
白田 敦子 |
第 5 回 |
貧農は死語となりたるうつし世に「土」をまた読む涙して読む |
茨城県真壁町 |
藤田 光義 |
第 6 回 |
看護婦をやめて農家へ嫁ぎ来し話題小さきまちに溢るる |
東京都武蔵村山市 |
宮 昭司 |
第 7 回 |
新米を君と一緒に食べる朝本日戸籍筆頭者となる |
茨城県猿島町 |
木村 浩重 |
第 8 回 |
ミャンマーの国境の山数万の遺骨ありとふ父も混らん |
千葉県印西市 |
加藤 恵美子 |
第 9 回 |
サマワより父の帰還を願ひつつ黄のハンカチを子は木に結ぶ |
三重県松阪市 |
辻田 悦子 |
第10回 |
稲を刈る音の響ける里山に大きな手話で伝える昼餉 |
茨城県坂東市 |
富山 富美子 |
第11回 |
大方の時を寡黙に二人老ゆピースといふ名の薔薇を愛して |
千葉県市川市 |
大河内 卓之 |
第12回 |
里山の運動会は選手等を貸したり借りたり勝負はつかず |
高知県土佐町 |
伊藤 孝恵 |
第13回 |
きょう播くはジャックの登りし豆の種八十三歳まだ夢がある |
茨城県坂東市 |
針谷 まさお |
第14回 |
再興のなりて限界集落に子供歌舞伎のお捻りが飛ぶ |
岐阜県各務原市 |
政井 繁之 |
第15回 |
汲むにつれ湯気立ちのぼる井戸水に霜ごと摘みし青菜を浸す |
茨城県常陸大宮市 |
小田倉 量平 |
第16回 |
水張田に映れる宙を食みながら早苗はすんすん伸びてゆくなり | 茨城県常陸太田市 | 黒羽 文男 |
第17回 |
卒業の歌声ひびく安達太良の空を越えゆく白鳥の群れ | 福島県南相馬市 | 深町 一夫 |
第18回 | 豌豆のつるがくるりと伸び出して園芸部員の卒業せまる | 茨城県筑西市 | 岩岡 正子 |
第19回 | 決壊の濁流渦巻その先に収穫間近田の広がりぬ | 茨城県常総市 | 山口 勝己 |
第20回 | 植ゑし田に響かひて入る水の音のどかに聞きてひと日補植す | 茨城県常総市 | 渡辺 守 |
第21回 |
閃めきもときめくこともなきままに老いのひと日は静かに暮るる |
千葉県千葉市 | 國米 裕子 |
第22回 |
青年の汗が滲みたる体育館汗に汚れた身体休める |
茨城県常総市 | 玉田 志津 |
第23回 | 避難していまだ戻らぬ友待てど施設に入りしを人づてに聞く | 千葉県茂原市 | 植野 ヨシ子 |
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作品名 |
住所 |
氏名 |
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第 1 回 |
冬至湯の柚子下顎に当りけり |
茨城県つくば市 |
佐藤 茂夫 |
第 2 回 |
獅子舞の足に若さのありにけり |
福島県矢吹町 |
柏村 四郎 |
第 3 回 |
留め金の外れし箱神の留守 |
茨城県三和町 |
安藤 葉子 |
第 4 回 |
家庭科の授業正座に春立てリ |
福岡県福岡市 |
倉岡 智江 |
第 5 回 |
松は松竹は竹なる雪の景 |
茨城県石下町 |
小林 静枝 |
第 6 回 |
笹子鳴く机の位置の定まれり |
茨城県石岡市 |
野村 洋子 |
第 7 回 |
海鳴りは母の声なりしぐれけり |
茨城県美浦村 |
石毛 惠美子 |
第 8 回 |
轟轟と闇をのみ込むどんどかな |
茨城県明野町 |
高橋 康子 |
第 9 回 |
筑波嶺を洗ひきつたる夕立かな |
茨城県筑西市 |
古澤 道夫 |
第10回 |
かけのぼる大きな朝日くわりんの実 |
茨城県ひたちなか市 |
岩佐 聖子 |
第11回 |
夕立来て節の里の土匂ふ |
茨城県ひたちなか市 |
吉江 正元 |
第12回 |
柿をむく夕日の色を回しつつ |
茨城県ひたちなか市 |
渡辺 平江 |
第13回 |
新調の鎌の切れ味夏つばめ |
茨城県常陸太田市 |
井坂 道子 |
第14回 |
音立てて節の郷の落葉踏む |
茨城県常総市 |
野口 光江 |
第15回 |
餅搗や湯気の中より父母の声 |
茨城県常総市 |
安藤 陽子 |
第16回 |
田の神にどんと一本新走り | 茨城県小美玉市 | 井坂 あさ |
第17回 |
苗確と根付き平らな村となる | 高知県四万十市 | 石崎 雅男 |
第18回 | 節忌や竹林に風鳴りやまず | 茨城県常総市 | 添野 眞一 |
第19回 | 土に土撒いて浄める節の忌 | 茨城県土浦市 | 野口 英二 |
第20回 | ひと粒の雨に始まり夕立来る | 千葉県千葉市 | 山崎 幸子※ |
第21回 | 豊かなる水が育む稲の花 | 茨城県結城郡八千代町 | 野口 まさ子 |
第22回 | 確かなる鍬の手応へ春の土 | 茨城県猿島郡境町 | 川邊 充雄 |
第23回 | 瞼には上り框の山桜 | 埼玉県さいたま市 | 安部 衣世 |
※崎の字について、正しくはつくりの大の部分が立の字になります。
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